「ミーナの大航海」解説


♪声の出演

 #1話「ローズ、アデルとやり合う」


ミーナ…………水樹奈々
ナレーター……森田Q
マキシ…………田中がん
タミヤ…………深森らえる
ミネルザ………山本由美
ローズ…………結城ひろみ
アデル…………田中がん
アデルの手下…氷室唯

 #2話「オーフェン号」


ミーナ…………水樹奈々
ナレーター……森田Q
サガン…………深森らえる
ミネルザ………山本由美
ローズ…………結城ひろみ
フランツ………氷室唯
乗組員…………田中がん、氷室唯



♪ミーナの大航海の生まれたわけ

記念すべき「ななチャンネル」の初ドラマで、何を今更、魔法ファンタジーものを…?
と思われる方もいらっしゃるかも知れません。確かに魔法ものはアニメでも、
RPGゲームでも、もはや手垢の付きまくったモティーフというイメージはぬぐえない
ところなんですが。
で、なぜ、あえて「ミーナ」なのか、と問われれば、こう答えるしかありません。
この「ななチャンネル」でドラマをやるにあたって、奈々ちゃん自身の好きな
ジャンルのお話を最初にやりたかった、ということです。

奈々ちゃんと子供の頃の話とか、好きな漫画のこととかを他愛もなく話しているうちに、
偶然、「魔法」「海賊」という二つのキーワードに、心がひっかかったのでした。
奈々ちゃんは子供の頃、いわゆる「魔女っ子」アニメを見て、魔法に憧れ、
そして友人宅で何げにやった「ドラクエ3」にハマったというごく普通の女の子でした。

でも、奈々ちゃんの場合、他の女の子たちと違うのは、単に歌がうまかったということでは
なく、歌を通して、幼い頃からつちかって来た、ひたむきなアイデンティティじゃないかと
話しているうちに思うようになったのです。
奈々ちゃんという歌手と歌の関係は、魔法使いと魔法の関係によく似ているんじゃないか…
…そう思った瞬間に、ミーナの最初のクライマックスが浮かんでいました。
そういう意味では奈々ちゃんの子供時代の話を聞いた時、すでに、 このミーナは生まれていたのです。

とりあえず、クリスマスソングが聞こえる頃まで6回だけ、このお話におつき合いください。
きっと、彼女の「魔法」がどんなものか分かるはずですから。